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白鳥の湖 5 (2011/3/8)

2011.03.10 *Thu
時は再び満ちてしまった!

マリアネラの白鳥の湖です。

キャスティング

Odette / Odile ; Marianela Nunez
Prince Siegfried ; Thago Soares
An Evil Spirit ; Christopher Saunders
Benno ; Thomas Whitehead

Pas de Trois ; Akane Takada / Hikaru Kobayashi / Kenta Kura

Two Swans ; Nathalie Harrison / Laura McCulloch

Napolitan Dance ; Emma Maguire / James Hay
Czardas ; Kristen McNally / Bennet Gartside


いやいや、マリアネラちゃん。やりおるの~。

先日タマラの記事でロイヤルのプリンシパル3人衆、順位はつかないとはっきり申し上げた直後の記事ではありますが、マリアネラ・ヌニェスがハナ差でリードした模様です(あっさり)。

彼女の踊りを見ると、踊りの意味についていろんな発見をすることができます。
ジゼルを見た時も踊りの一つ一つにセリフがあるようで、ジゼルという物語が本当によく理解できました。

オデットが登場したときから、ゴージャスなオーラが溢れんばかり。ライトがいつもより強く当たっているのかってほど。
登場したての白鳥は、まだ半分白鳥、半分人間みたいなイメージが私の中にはあります。マリアネラの手の動きや首で毛づくろいするような仕草は、白鳥から人間に戻る途中経過のような感じに見えて、彼女のオデット像がスッと私の中で腑に落ちる感じでした。

2幕のソロのバリエーションでは、まるでオデットが悪魔に翻弄された自らの運命の悲しみを踊っているかのようでした。オデットって、あんなに悲しんでいて、かわいそうだったのね、と初めて理解したのでした。もちろんあらすじは知っているし頭ではオデットは悲しんでいるってことは重々承知です。でもオデットの悲しみに共感できたのは、今回が初めて。マリアネラは自分自身が演じる役になりきってしまい、その役が感じる感情を素直に表現するから、役の感情に距離が近いんですよね。言いたいことがうまく言えなくってもどかしいっ。

一般的なダンサーの場合、
①オデット ②オデットを演じるダンサー ③それを見て理解し共感しようとする客
という3段階になると思うのですが、

マリアネラの場合、彼女があまりにオデットになってしまっているので、
①オデット=マリアネラ ②それを見て理解共感しようとする客 
という2段階になり、間に入る「演じるダンサー」というファクターがほぼなくって、そこにオデットという女性がいるような感覚になり、観客がより共感しやすくなるんだなーなんて思いました。

3幕の黒鳥は、2幕の悲しみに打ちひしがれた可哀そうな白鳥からは一転、だます気満々美しくセクシーな悪魔の娘にガラリと変身です。はっきり言ってあんな美人で魅力的な女の子が全力でだましに来たら、ジークフリードじゃなくてもだまされちゃうと思う。仕方ないよ。。。チアゴは悪くないっ。マリアネラがステキすぎるから仕方ないよ。

ダンス自体も、今いちばん脂ののっている時期じゃないでしょうかね。どれもこれも最高にきれいです。あげたらキリがないので、全部ってことでご理解ください。もちろん32回フェッテも見事なものです。そして32回回り終わったあとの自信満ち溢れたあの顔。は~。思い出すだけで胸がドキドキです。さらにさらに、32回のあとに後ろに足をあげて、前に進んでくる時の表情とか、完全に私のツボ。

本当にとんでもないダンサーです。
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お相手のチアゴ・ソアレスも思ったよりも全然良かった!(やや失礼です)
彼のジークフリードは本当に弱々しいっていうか、主体性があまりなくってウブで、でも誠実そうな青年です。
1幕なんか本当に心ここにあらずって感じでつまらなそーにしてるし。
そんな彼は美しい可哀そうなオデットにあっという間に一目ぼれしちゃいます。しかしオデットに深く同情し、敬意を示しているところが伝わってきてすごく良かったな。
3幕は完全にオディールに魂抜かれちゃって(これ、私も一緒)。
誠実だけどちょっと頼りないジークフリードも3幕のソロの踊りはずいぶん力強くて男らしい感じがしました。

その他、王子の友人ベンノ役のトーマス・ホワイトヘッドは踊っていない時の演技が素晴らしかった。やはり目線の一つでも細かいところまで演技をしているダンサーは輝いて見えますね。

チャルダッシュのリードを踊っていたクリスティンとベネットはともに踊りにキレがありカッコ良かったです。

ナポリタンのジェームス・ヘイくんは細くて小さいかわいい男の子です。でも踊りはブレがなく足さばきがとても美しかった。

大きな白鳥を踊ったナタリー。

彼女以前ジゼルのミルタのリハーサルで見たのですが、その時に自分は8年間コールドを踊り続けていて、今回こういった役を練習することができて本当にうれしいというようなことを言っていました。
そんなナタリーが今回大事な役をもらい、下の写真では主役二人の隣(チアゴの右隣)に立ってあいさつをしているとこを見ると、下積みが長くても努力し続けることの大切さを学んだような気がします。またもやうるうると目頭が熱くなってしまった私でした。
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4羽の白鳥。
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今日もステキな舞台をありがとう。
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白鳥の湖 4 (2011/3/7)

2011.03.09 *Wed
時は満ちた!
タマラの白鳥です!

思えば、この人のオディールの踊りをYou tubeで見た時の衝撃と言ったら!

黒鳥のグランパドドゥ 1 / 2
(この動画は今から3年ほど前のものです)

とにかくこの人の白鳥の湖をナマで見たいというのが、私のロンドンでの生活の目標となったわけです。
そして、今夜その夢が叶いました。。。

キャスティング

Odette / Odile ; Tmara Rojo
Prince Siegfried ; Carlos Acosta
An Evil Spirit ; Gary Avis

Pas de Trois ; Laura Morera / Deirdre Chapman / Kenta Kura

Two Swans ; Nathalie Harrison / Laura McCulloch

Napolitan Dance ; Yuhui Choe / Liam Scarlett


1幕。
アコスタの演じるジークフリード王子は、ちょっと悩み多き青年という感じ。1幕では親に決められる自分の運命について、受け入れられないけれどそれに反発する強さもないような感じ。だからワルツでアコスタがチラリと踊るシーンもずいぶん控え目に踊っていたように見えました。ワルツを踊っていても、心の底からは楽しめていないような、そんな感じです。
これが2幕以降オデット・オディールと出会って、いつものアコスタの爆発的に美しい踊りによって愛する人に出会った喜びを表現してくれるかと思うと、期待もぶわわ~っと膨らみます。

コボーの演じるジークフリードとはずいぶん違っていました。おもしろいなー。

将軍役を演じていた平野さん。
酔っ払いステパネクに難色を示し、王子の友人らに「何とかならんのかね」というような演技をしていました。私の中で平野さんはあんまり演技をしない人ってイメージだったので、昨日はそのイメージが変わり、嬉しくなりました。平野さんって背も高いし、ダンスもとっても美しから、ここに演技力が加わったらすごく素晴らしいダンサーになるんじゃないかと思っています。

2幕。
タマラのオデットが登場します。
二人のパドドゥは本当にうっとりするほどキレイでした。パドドゥの始まりは音楽もとても小さくて、オペラハウスの空間は小さなバイオリンの音しか聞こえません(主に)。それに合わせて静かーに二人の踊りが始まります。
タマラとアコスタの一挙手一投足、指先に至るまですべて音楽にぴったりと合っており、完全に音楽と調和している踊りでした。この感動をどう伝えたらいいのか、言葉が見つからないのが悔しいところ。
とにかくその美しさはこの二人でしかみられないものでした。

2幕の最後でオデットが魔力によって引き裂かれ、客席に背を向けて足を揃えポワントで立っているときのタマラの動かなさと言ったら!どんなダンサーでも1,2歩はよたつくものだと思うけれど、本当に1㎜も動かなかった。いかにも魔力に操られているという様子で素晴らしいものでした。

それにしても、ロイヤルのダンサー、とくに女性プリンシパル3人衆(コジョカル・ヌニェス・タマラ)はそれぞれが全然ちがった方向性の良さを持っていて、逸材揃いだなーとつくづく感じます。順位はつかないね、絶対ね。

3幕。
バレエを知らない人でも、ここのグランパドドゥはきっと一度は耳にしたり目にしたししたことがあるのではないでしょうかね。
悪魔のロットバルトが出てきて、♪じゃんじゃーんじゃんじゃーんじゃっじゃーじゃじゃっ と始まると、ついにあの踊りが見れるのかと、もうドキドキしてきちゃって、喉のあたりが苦しくなってきてしまいました。

オディールのタマラは、小悪魔なんて生易しいものではありません。あれは悪魔!絶対に笑わない。ロットバルトに言われたからジークフリードを騙すのではなく、自分も悪魔の娘として、悪魔の血がそうさせているような冷酷さすら感じさせます。なんて魅力的なんだー。

圧巻はアダージオ部分の最後で、足を後ろに上げてバランスをするシーン。本当に芯のしっかりしたダンサーなんですね、この人は。アコスタもタマラがグラつかないのを承知で、少し離れたところで待機していました(他のペアの場合、グラついたらすぐ支えられるように、割と近くで男性が構えていると思います)。

アコスタのソロも衰え知らず。この人って踊りが本当にキレイ。男性ダンサーにありがちな勢いに任せて踊るってのが本当に少なくて、基本に忠実、最後までキレイに回り切ったりするところなどは、見ていてうっとりするものでした。
私の好きなところは、後半部分でザンレール(空中で2回転)をした後に、もういっちょ回るところ。(伝わるかしら…?)
踊りの難易度が高そうなのはもちろん、オディールという謎の美女に出会った喜びが爆発してるーって感じがすごく伝わってくるんですよね。そこが好きなとこ。

さ、タマラのソロです。
この踊りは、クルクル回り大得意のタマラにぴったりのバリエーションだと思います。コマ回しのプロが回したコマみたいに、軸が安定していてずっと回り続けていました。この時も最後のフィニッシュのポーズ、散々回り続けているにも関わらず、オーケストラの最後の音に完璧に指先で合わせてくれました。
すごーい。

コーダの32回フェッテも、途中にお決まりの3回転を入れながら回るという常人離れの荒技でした。いいないいな、すごいな、こんな風に回れたら本当に気持ちが良いだろうな~。

タマラの白鳥はあと2回観にいく予定(行き過ぎは承知)です。今回がこのペアにとって今期のスワンレイク初回だから、きっとこの後も微修正してきて、もっと素晴らしいものを見せてくれるでしょう。楽しみです。
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ナポリタンダンスのユフィちゃん。
スーパーでした。この踊り、音に合わせるのがとっても難しい踊り。テンポも速いので、踊りをやろうとすると音にずれ、音に合わせようとすると踊りがザツになるという、各国のダンスの中でも抜きんでて大変な踊りと見受けられます。
ユフィちゃんのナポリタンを見て、「ああ、こういう風に踊るのが、このダンスの完成型ね」とようやく納得いたしました。しかも、彼女はいとも簡単そうにやってのけます。うふふといつものかわいらしい微笑みをたたえたまま。

忘れるところでしたが、悪魔役のガリー・エイビスは相変わらずのものすごい迫力でした。演技力はロイヤル1と言えるでしょう。
この人はどこにいても私を惹きつけ、メインの踊りを見損ねさせるという、とんでもない力の持ち主です。
悪魔にぴったり!
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今回も大満足でありました。

ボリショイのドンキホーテ 映画館にて

2011.03.07 *Mon
先日このブログでも紹介しましたボリショイのドンキホーテの映画配信を見てきました。
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やっぱりこの二人はすごかった~。

キトリ役のナタリア・オシポヴァは昨年夏に見た時よりもさらにパワーアップしているように見えました。ジャンプも誰よりも高く遠くに、回転は誰よりも速いスピードでたくさんたくさん回り、そして表情もキトリの元気でちょっと小生意気な街の娘にぴったりの顔をしていました。

この人を見ていると、踊っているのが本当に好きーというのが、体全身から伝わってきますね。

カーテンが下りた後も、幕の内側にカメラが入っていて様子を知ることが出来ましたが、オシポヴァは最後、腰をずっと押さえていて痛そうでした。カーテンコールをせがむボリショイのお客さんに何度も応え、なかなか大変そうです(笑)。

一方、バジル役のイヴァン・ヴァシリエフ。
こちらもものすごいド迫力です。何かするたびに客席がどよめきます。
彼のいるところの下にも移動式トランポリンがありそうです。しかも超特大のやつ。全力で跳ぶ姿はちょっと人間離れ、いや、ちょっとどころじゃないな、宇宙人並み。

映画館で見てもこの二人の迫力は存分に伝わってきました。
DVDに出ないかな~。

白鳥の湖 3 (2011/3/5)

2011.03.07 *Mon
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コベントガーデンの近くのお気に入りのイタリアンでプレシアターディナーを楽しみ、いざ白鳥の湖へ!

キャスティング

Odette / Odile ; Alina Cojocaru
Prince Siegfried ; Johan Kobborg
An Evil Spirit ; Alastair Marriott

Pas de Trois ; Akane Takada / Hikaru Kobayashi / Brian Maloney

1幕。

パドトロワ。
茜ちゃんとひかるさんという、日本人コンビです。茜ちゃんはラウラ・モレーラが普段踊るパートを、ひかるさんはユフィちゃんが踊るパートをそれぞれ担当していました。

茜ちゃんは軽やか優雅で技術も素晴らしい。最後のコーダでのフェッテ(回る方じゃなくて、ジャンプして方向を変えるフェッテの方です)は空中で足を打ちながら方向転換のところ、とても美しかった。この日は音楽のテンポがいつもと違って、特にパドトロワのコーダはずいぶんゆっくりだったように思いました。そのため足をきれいに打つ余裕があったのかな~。

ひかるさんもいつも通り、きっちりきれいに踊ってくれました。
ソロの最後の部分、たくさんクルクル回って舞台の端に行きましたから、落ちそうでソワソワしてしまいました。落ちなくてよかった!(それにしても白鳥の湖のときに壺みたいのが舞台の端にいつも置いてあるけれど、あれ邪魔そうだわ~)

さて、パドトロワで悲しいアクシデントが。
男性パートを踊るブライアン・マロニーがコーダのジャンプで着地に失敗してしまい、そのまま袖に消えてしまいました。足でも折ったのでしょうか、ケガがつきものとは言いますが、実際目の前で美しいダンサーがケガをしてしまうのを見ると、本当に心が痛みます。踊りの途中でそこを後にしなければならないブライアンの無念を考えると、何とも言葉が見つかりません。。。

でも音楽は鳴り続けます。この後どうなるのかしらと客席が不安に感じたのも一瞬、なんと王子のお友達役である蔵健太さんが女性陣二人のサポートにまわり、見事にパドトロワを踊り切ったのです!!!とても自然でした。ああ、その時のことを思い出して、今これを書いている瞬間も目頭が熱く、うるうる…。

踊り終わった後は客席からものすごい拍手。普段の物語の中でも王子にすばらしい踊りを見せたということで、王子役のコボーがパドトロワの3人をねぎらうのですが、今回ばかりはコボーが蔵さんにねぎらいの意味の握手する際、そこにとても大きな感謝があったように見えました。

動揺する中、咄嗟の機転で踊りを続けるのは、誰もが出来ることではないのだと思います。本当に、本当に、感動しました。
蔵さん、素晴らしい。


2幕。
相変わらずのステパネクの卓越した酔っ払い演技から始まります。

アリーナ・コジョカルのオデット。
前にも書いたけど、手の動きがとても独特。一般的な白鳥の手の動きよりも、よりリアルな白鳥っぽく見えます。後ろを向いた時に、肩、背中からの筋肉全体を使って滑らかにさざ波のように動く腕が何とも美しい!

ソロの踊りも2幕は彼女の個性に合っていて、うっとり。オデットの抱える悲しみが伝わってきます。
コボーとのパドドゥで、翼をたたむように抱きしめるシーンでは、1度目は「この男性に身を委ねてもいいのかしら」とちょっと固い感じ、でも2度目にはより心を許している感じで、コボーに身を任せているように見えました。こうして色々想像をかき立たせてくれる踊りを毎回見せてくれるところが、すごいなーと思うところ。

2幕の大きな白鳥、お気に入りのフランは相変わらずキレイ。首、肩のラインが何とも優雅です。そして、この日は相方のタラ・ブリジットもとても良かった。優雅な踊りを見せてくれました。


3幕
オディールの登場。
この日の二人は2月に見たときよりもずっと完成度が高まっていたように見えました。コボーがオデットにとても似ているオディールに混乱しながらもどんどん惹かれていくところは、その様子が手に取るように伝わってきます。「オデットなのかな、でも湖のほとりで踊ったときと、ちょっと違うような気がする…」と、昨日のコボーは結構オデット似のこの美女に戸惑っていたように見せていました。(グランパドドゥのアダージオ)

しかし、ソロになると「美しい女性に出会えて、ぼく幸せで~す」とハッピー全開で踊っていました。踊りで言えば、コボーは自分がいちばんきれいに見せる踊りを計算しつくしているように見えました。全盛期を過ぎたとはいえ、自分の見せるところを知っているダンサーだと思います。

一方、アリーナのソロ。こちらは前回痛そうだった足もだいぶ良くなったように見え、とっても美しかった。小悪魔的な魅力満開です。私の好きなシーン(後ろに足をアチチュードであげてターンするときに上半身に余韻を残す回り方)もとっっっってもキレイでした。

コーダでのお気に入りは、32回フェッテの後、舞台を斜めに王子に向かって近づいてくる時の雰囲気。そして近づいたと思ったら、今度は遠ざかっていく。良く出来た振付とは言え、王子が簡単に手玉に取られている様子が本当によく伝わってきますね。アリーナの顔も最高に良かったよ!

その他3幕では、やっぱりセルベラのチャルダッシュが最高。
この人が舞台にいると、ついつい目がいってしまって他のダンサーを見ることができません。

6人のお姫様、いつも思うけれど、引き摺りそうなくらい長いドレスのすそを持ちながら踊るのですが、結構激しい踊りなので、すそを踏んで転んでしまわないのか、つい心配してしまいます。


以前の記事でなぜ二人は死を選んだのかと書きましたが、あらすじをちゃんと読みましたら謎が解けましたので、ご紹介。

プログラムにある4幕のあらすじによると、
ジークフリードの裏切りを知ったオデットは悲しみ、死のうとします。魔力から自由になるためには彼女は湖で死ぬしかありません。嵐の中、必死の捜索でジークフリードは湖畔でオデットを見つけます。彼女は王子を許し、再び愛を確認します。ロットバルトが現れジークフリードにオディールとの結婚の誓いを守るよう迫ります。もし彼がそうすると、オデットは夜明けとともに永遠に白鳥になってしまいます。ジークフリードは彼女とともに死ぬことを決意します(それによって悪魔が滅ぶため)。愛し合う2人は崖から飛び降り、死後永遠に結ばれるのでした。

ジークフリードがオディールに愛を誓った時点で、オデットは白鳥になるか死ぬか、それしか取る道はなかったということなんですね。。。悲しいお話。

死を選び、崖から飛び降りるところは本当にドラマチックでした。
オデットは飛び降りる寸前、振りかえり薬指にキスをする仕草、まるで「あなたを愛したこと、後悔していないわ」とでも言うよう。そしてそれを見たジークフリードは何の躊躇もなく崖に跳びこんでいきました。

このシーンって、ともすると陳腐になりがち。何度も見ている白鳥の湖ですが、ここでこんなに感動したのは初めてでした。
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ラプソディー リハーサル(2011/3/4)

2011.03.05 *Sat
本日はロイヤルバレエのリハーサルを見にオペラハウスのリンバリースタジオに行ってきました。

指導する人;Lesley Collier
指導される人;Laura Morera ・ Sergei Polunin

豪華~。

演目は3月下旬に公演が始まるミックスビルのうちの一つ、Rhapsodyでした。

これはラフマニノフの曲に合わせてアシュトンが振りつけた作品で、エリザベス女王のお母さまの80歳のお誕生日の際に作られたものです。

きれいな曲だな~。

新作のアリスで忙しいセルゲイは、まだ完成には程遠い様子でした。これについては最初にレスリーがわざわざ断りをいれるほど。でもきっとキレイに出来あがった状態は舞台で見られるはずだから、間違えたり、振りを確認したりする姿こそが製作経過を知ることができて、ファン心理を満足させてくれるというもの。それにいつも完璧な人がちょっと失敗しちゃって、照れ笑いしてるところなんか見たら、その人が急に身近になって好感度がぐっと上がります。

そんなわけで、この日のセルゲイのソロパート部分は少し踊ってはピアノを止めてもらい、頭に入っている振りを体に馴染ませて確認しているようでした。

これがあと2週間もすればオペラハウスに入るお客さんを十分満足させるよう完成させるんだものね、ダンサーって本当にすごいです。

一方ラウラ(今までローラだと思っていた!)については、股関節?にちょっと違和感がある様子で、調子を見ながら練習するとのことでした。
この日の収穫はラウラさんの美しさ!踊りを見るたびにこの人が好きになります。すぐ目の前でダンサーの息遣いも聞こえてくる中、足をあげたりくるくる回ったりするところを見せてもらえると、本当にに圧倒されてしまいます。

お客さんの中には70歳を超えるような紳士の方がいらっしゃいました。
きっとその人はレスリーが現役ダンサーの頃からロイヤルバレエを見ているんだろうな。そして彼女が引退した後、こうして後輩に指導するところをまた見ることができるとは、なんて幸せなことなんでしょう。私も20年後、セルゲイが「これは直接クリストファー・ウィールドンに言われたんだけどね、、、」なーんて言いながら若者に指導しているところを見てみたい!

レスリーは一つ一つが全く違ったラプソディになると言っていました。もうひとつのキャストはアリーナ・コジョカルとスティーブン・マクレーのペアが踊ります。セルゲイとスティーブンの個性も全然異なるし、さらにきっとそれぞれのペアでも毎回違った感動を与えてくれる舞台になるのでしょう。

ああ、楽しみ。

そんなわけで、もうすでに買ってあったこのミックスビルのチケット、帰宅後さらにもう一公演ポチっとしてしまったのでありました。

ああ、散財。
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