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白鳥の湖 4 (2011/3/7)

2011.03.09 *Wed
時は満ちた!
タマラの白鳥です!

思えば、この人のオディールの踊りをYou tubeで見た時の衝撃と言ったら!

黒鳥のグランパドドゥ 1 / 2
(この動画は今から3年ほど前のものです)

とにかくこの人の白鳥の湖をナマで見たいというのが、私のロンドンでの生活の目標となったわけです。
そして、今夜その夢が叶いました。。。

キャスティング

Odette / Odile ; Tmara Rojo
Prince Siegfried ; Carlos Acosta
An Evil Spirit ; Gary Avis

Pas de Trois ; Laura Morera / Deirdre Chapman / Kenta Kura

Two Swans ; Nathalie Harrison / Laura McCulloch

Napolitan Dance ; Yuhui Choe / Liam Scarlett


1幕。
アコスタの演じるジークフリード王子は、ちょっと悩み多き青年という感じ。1幕では親に決められる自分の運命について、受け入れられないけれどそれに反発する強さもないような感じ。だからワルツでアコスタがチラリと踊るシーンもずいぶん控え目に踊っていたように見えました。ワルツを踊っていても、心の底からは楽しめていないような、そんな感じです。
これが2幕以降オデット・オディールと出会って、いつものアコスタの爆発的に美しい踊りによって愛する人に出会った喜びを表現してくれるかと思うと、期待もぶわわ~っと膨らみます。

コボーの演じるジークフリードとはずいぶん違っていました。おもしろいなー。

将軍役を演じていた平野さん。
酔っ払いステパネクに難色を示し、王子の友人らに「何とかならんのかね」というような演技をしていました。私の中で平野さんはあんまり演技をしない人ってイメージだったので、昨日はそのイメージが変わり、嬉しくなりました。平野さんって背も高いし、ダンスもとっても美しから、ここに演技力が加わったらすごく素晴らしいダンサーになるんじゃないかと思っています。

2幕。
タマラのオデットが登場します。
二人のパドドゥは本当にうっとりするほどキレイでした。パドドゥの始まりは音楽もとても小さくて、オペラハウスの空間は小さなバイオリンの音しか聞こえません(主に)。それに合わせて静かーに二人の踊りが始まります。
タマラとアコスタの一挙手一投足、指先に至るまですべて音楽にぴったりと合っており、完全に音楽と調和している踊りでした。この感動をどう伝えたらいいのか、言葉が見つからないのが悔しいところ。
とにかくその美しさはこの二人でしかみられないものでした。

2幕の最後でオデットが魔力によって引き裂かれ、客席に背を向けて足を揃えポワントで立っているときのタマラの動かなさと言ったら!どんなダンサーでも1,2歩はよたつくものだと思うけれど、本当に1㎜も動かなかった。いかにも魔力に操られているという様子で素晴らしいものでした。

それにしても、ロイヤルのダンサー、とくに女性プリンシパル3人衆(コジョカル・ヌニェス・タマラ)はそれぞれが全然ちがった方向性の良さを持っていて、逸材揃いだなーとつくづく感じます。順位はつかないね、絶対ね。

3幕。
バレエを知らない人でも、ここのグランパドドゥはきっと一度は耳にしたり目にしたししたことがあるのではないでしょうかね。
悪魔のロットバルトが出てきて、♪じゃんじゃーんじゃんじゃーんじゃっじゃーじゃじゃっ と始まると、ついにあの踊りが見れるのかと、もうドキドキしてきちゃって、喉のあたりが苦しくなってきてしまいました。

オディールのタマラは、小悪魔なんて生易しいものではありません。あれは悪魔!絶対に笑わない。ロットバルトに言われたからジークフリードを騙すのではなく、自分も悪魔の娘として、悪魔の血がそうさせているような冷酷さすら感じさせます。なんて魅力的なんだー。

圧巻はアダージオ部分の最後で、足を後ろに上げてバランスをするシーン。本当に芯のしっかりしたダンサーなんですね、この人は。アコスタもタマラがグラつかないのを承知で、少し離れたところで待機していました(他のペアの場合、グラついたらすぐ支えられるように、割と近くで男性が構えていると思います)。

アコスタのソロも衰え知らず。この人って踊りが本当にキレイ。男性ダンサーにありがちな勢いに任せて踊るってのが本当に少なくて、基本に忠実、最後までキレイに回り切ったりするところなどは、見ていてうっとりするものでした。
私の好きなところは、後半部分でザンレール(空中で2回転)をした後に、もういっちょ回るところ。(伝わるかしら…?)
踊りの難易度が高そうなのはもちろん、オディールという謎の美女に出会った喜びが爆発してるーって感じがすごく伝わってくるんですよね。そこが好きなとこ。

さ、タマラのソロです。
この踊りは、クルクル回り大得意のタマラにぴったりのバリエーションだと思います。コマ回しのプロが回したコマみたいに、軸が安定していてずっと回り続けていました。この時も最後のフィニッシュのポーズ、散々回り続けているにも関わらず、オーケストラの最後の音に完璧に指先で合わせてくれました。
すごーい。

コーダの32回フェッテも、途中にお決まりの3回転を入れながら回るという常人離れの荒技でした。いいないいな、すごいな、こんな風に回れたら本当に気持ちが良いだろうな~。

タマラの白鳥はあと2回観にいく予定(行き過ぎは承知)です。今回がこのペアにとって今期のスワンレイク初回だから、きっとこの後も微修正してきて、もっと素晴らしいものを見せてくれるでしょう。楽しみです。
IMGP3182.jpg

ナポリタンダンスのユフィちゃん。
スーパーでした。この踊り、音に合わせるのがとっても難しい踊り。テンポも速いので、踊りをやろうとすると音にずれ、音に合わせようとすると踊りがザツになるという、各国のダンスの中でも抜きんでて大変な踊りと見受けられます。
ユフィちゃんのナポリタンを見て、「ああ、こういう風に踊るのが、このダンスの完成型ね」とようやく納得いたしました。しかも、彼女はいとも簡単そうにやってのけます。うふふといつものかわいらしい微笑みをたたえたまま。

忘れるところでしたが、悪魔役のガリー・エイビスは相変わらずのものすごい迫力でした。演技力はロイヤル1と言えるでしょう。
この人はどこにいても私を惹きつけ、メインの踊りを見損ねさせるという、とんでもない力の持ち主です。
悪魔にぴったり!
IMGP3179.jpg

今回も大満足でありました。
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COMMENT

バレリーナ3人衆
全く同感♪
アリーナ・マリアネラ・タマラの3人はそれぞれが本当に魅力的ですよね!

アリーナはしなやかな四肢を使った美しいポーズとキュートな演技に魅了されてしまいます。またアリーナとヨハンが生み出す彼ら二人の独特の世界観、他のどのダンサーとも違うオリジナルの物語の解釈をいつも楽しめるのが何よりも魅力です。アリーナとヨハンのドラマチックなバレエには毎回泣かされますw

タマラは、もちろん彼女のバランスや回転など超絶テクニックも好きなのですが、やはり彼女の演技力と表現力、そしてミュージカリティに心が惹かれます。彼女の全ての踊り・仕草がいつも音楽そのものと一体なので、観ていて本当に心地良く、そしてオケの音ひとつひとつに感動することができます。アコスタとタマラのミュージカリティはロイヤルバレエ最高の白鳥コンビかも。全幕鳥肌立ちっぱなしですw

最後はマリアネラ。アリーナにはないミュージカリティをもち、タマラには無い身体的な美しさも兼ね備え、さらに一瞬で人を虜にしてしまう演技力と表現力(魅力)をもつ私の大好きなバレリーナがマリアネラです。私にとっては本当に特別なバレリーナです。今日からはいよいよマリアネラの番ですね!楽しみです♪
2011/03/09(水) 01:20:41 | URL | Surr #- [Edit
早速コジョカルさんに続いてタマちゃんですね。
わたしは、今日のヌニェスさんのチケット持っていたんだけど、体調不良のため泣く泣く欠席。明日のアリスに備えます。
タマちゃんの白鳥、素晴らしいんですね! わたしも観に行く予定にしてるので(がんばれわたしの体)、とっても楽しみです。ヌニェスさんももう1枚チケットあるので絶対観に行きます! 実はヌニェスさんが一番大好きなバレリーナなんです♪
2011/03/09(水) 07:00:03 | URL | つるびねった #- [Edit
Re: バレリーナ3人衆
Surrさん、こめんとありがとうございます♪

すばらしい分析ですね。
アリーナとヨハンコボーの世界観は本当にドラマチックで私も毎回胸が震えます。二人がお互いに良さを引き出しあって、とくにアリーナはヨハンによってずいぶん輝いて見えるような気がします。

タマラのミュージカリティもいいですものね。そして彼女の表現力は控えめだけれど、胸にズンとくるような感動があとに残ると思います。顔もいいですよね!以前彼女のジュリエットをみたときは本当に驚きました。ものすごくかわいらしくて。

最後は、マリアネラですよね。。。
実は昨日マリアネラの白鳥をみたのですが、またまた魅せられてしまいました。Surrさんの言う通り、私にとっても彼女は特別なダンサーかもしれないです。
ほんとうに、本当にすてきでした。それについてもまた更新したいと思いますので、よろしければまたご覧ください♪
2011/03/10(木) 06:17:47 | URL | heidilamps #- [Edit
Re: タイトルなし
つるびねったさん、

体調を崩されたんですか。。。
最近暖かかったり寒かったりで、体調をくずしやすい季節かもしれないですね。
オペラハウスでもゴホゴホしている人が多かったですよ。
どうぞお大事になさってください。

タマちゃん、とてもよかったです!(タマちゃんってかわいい言い方♪)
でも実は昨日マリアネラの白鳥を観て、腰を抜かしそうになったのです。
マリアネラがいちばん好きなダンサーというつるびねったさん、これは必見ですよ!
私の中で今いちばん輝いているダンサーになりました。

最近
2011/03/10(木) 06:24:46 | URL | heidilamps #- [Edit
タマちゃん観ました!!
完璧でした。ほんと、軸がしっかりして安定していて、もう抜群。heidilampsさんが書かれていたポイントがとっても参考になって、よく観られたと思います。ありがとうございます。タマちゃんの悪女ぶりは凄かったですね~。わたしだって絶対魅入られる。それに最後の高笑い。憎々しいたっらありゃしない。アコスタさんの踊りもいつもの通りものすごくきれい。ロイヤルの男性陣の中では一番踊りがきれいですね。
悪魔にぴったり(褒めてる?)のエイヴィスさん、その通りですね。存在感たっぷりっていうか目を引き付けられてしまいました。
ヌニェスさんのも楽しみになってきました。どんな白鳥になるんでしょう。
2011/03/13(日) 21:50:47 | URL | つるびねった #- [Edit
Re: タイトルなし
つるびねったさん、こんにちは!

コメントありがとうございます♪ 返信が遅くなりました。
本当にタマラの悪女っぷりったらないですよね。。。最後の高笑いで爆発させるまでは、タマラの顔は本当に悪魔のように冷酷に感じます(ぞぞぞ~)。しかしあの高笑いで憎たらしさの中にかわいらしさがあって、何とも素晴らしいキャラクター設定とそれに対する理解だなと感心してしまいました。

アコスタの踊りも私も大好きです。安心して見ていられるって感じですよね。
そして彼のミュージカリティにも毎度ノックアウトです♪
2011/03/24(木) 00:40:42 | URL | heidilamps #- [Edit

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