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English National BalletのRomio & Juliet(2010/11/6)

2010.11.08 *Mon
ロンドンから北に車で1時間ほど行ったMilton Keynesというところでロミジュリがやっているとのことで、ひとっ走り、行ってきました。

ENBは見慣れているマクミラン版ではなく、ヌレエフ版のロミオとジュリエットです。ヌレエフはきっとロイヤルでマクミラン版を踊っていたし、おそらくそれを受けて自分なりに振付を考えていったのでしょうから、その違いを見るのもまた楽しみです。


以下、キャスティングです。

Romio;Max Westwell
Juliet;Anais Chalendard
Mercutio;Yat-Sen Chang
Benvolio;Laurent Liotardo
Tybalt;Fabian Reimair

その他、ジュリエットの友達役に日本人ダンサーが2名(センリコウさん、カセシオリさん)、マキューシオの友達役にナカムラマコトさんがキャスティングされていました。海外で活躍する日本人ダンサーが最近では多くなり、大変誇りに感じます。嬉しいなー。


作品についてです。

最初に4人の坊さんかなんか(よくわかりません、何?)が出てきました。一瞬まさかの現代バレエが始まるのかと思い困惑しましたが、その後はロミオがいつも通りの衣装で登場したので、ほっ。

いきなりロミオのソロがありました。ENBのサイトによるとマックスくんはまだファーストアーティストだそうですが、今回ロミオ役に大抜擢されました。踊りはとても美しく、しなやかで良かったと思います。バランスもよく決めるところはきちっと決めてくれました。しかし欲を言えばあまりロミオの情熱が伝わってこなかったような気がしました。ただし席が遠くてあまりダンサーの表情が見えなかったということかもしれません。

二人の出会いのシーンはいきなりでした。

私のロミジュリのこだわりは何と言っても、この出会いのシーンです。
ロイヤルのアコスタはジュリエットの存在に気付き、可愛い子がいるなと見つめながら、パリスと踊っているジュリエットに偶然を装ってぶつかり二人が出会います。
一方バーミンガムのイアンマッケイはジュリエットの存在に気付かず、パリスとの踊りの最中に偶然ぶつかり、そこで二人の恋がぶわわっと盛り上がります。
どちらの演出も舞台上に二人がいて、いつ二人はお互いの存在に気づくのかなとわくわくさせながら観客を焦らし、ようやく二人が出会うという設定、その焦らされ方によって観客がどんどん作品に引き込まれるような気がします。
でもヌレエフ版というかENBの演出では、あっという間に出会ってしまい、「あ、もう恋が始まっている…」という感じ、私はその二人のスピードに乗り遅れてしまい、なんか置いていかれてしまった感じがして残念でした。

その後バルコニーのシーンでは、バルコニーの階段が3,4段しかないのが気になりましたが、踊り自体は情熱的で二人の恋心が伝わってきて良かった。技術的にも難しそうなリフトなども満載でした。踊りは本当に良かったんです。ジュリエット役の子も長い手足を生かしダイナミックで軽やかです。
でもやっぱり演出がなー、、、って思っちゃった。最後の音楽に合わせて二人が名残惜しそうにさよならするシーンも、なんか二人で大きく手を振っていて、恋する二人の気持ちがあんまり伝わってこなかった。「じゃーね、ばいばーい!」という感じです。
このパドドゥはこのブログでたびたび言っている通り、私の一番好きな踊りなので、本当に本当に楽しみにしていた分、残念でした(しゅん)。

余談ですが、1幕の後半あたりから後方に座っていた2,3歳の子どもが大きな声でおしゃべりをしだし、ロマンティックな雰囲気が台無し!これには本当にがっかり、それを通り越して怒りがふつふつと沸いてきました。舞台に集中することに集中してしまって、作品の世界に100%入り込めなかったのが残念です。(2幕以降は静かになりました)


全体的にはマクミラン版よりコミカルな感じを出していたように思います。客席から笑い声が上がることも何度かありました。あと気になった点では全てを踊りで説明しようとしていた点です。そこは観客の想像に委ねてもいいのではというところもいちいち説明してくれたので、特に3幕は長く感じました。3幕はクライマックスに向けてぐぐぐっとたたみかけてほしいところです。
最後の二人が死ぬシーンの後にも、いきなり両家のメンバーが出てきて仲直りをしていました。確かにシェイクスピアの原作はそう。でもそれって、わざわざ舞台で見せる必要があるのかなー、ここは二人の愛の形の余韻に浸らせてくれーと思っちゃいました。さらにその上、ラストに4人の坊さん?がまた現れました。ただただ驚きました。

結論として、ENBのダンサーの踊りは素晴らしい。でもロミオとジュリエットはやはりマクミラン版の方が、私は好きです。
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